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ベフニックギターの製作あれこれ
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石成さんモデル3
お疲れ様です。

さばけてませんorz

塗装に入って製作が複数になると頭が混乱してきます。←学習しろwww


現在、ギターとウクレレの塗装、石成さんモデルのボディに新規の材料準備とごちゃごちゃですわーorz



さて、その石成さんモデル。

続き。

トップ、バックのブレイシング接着が終わった所から。

ブレイシングの削ぎをします。

ブレイシングの両端の加工ですね。









ラフに削った後ペーパーで仕上げ。

トップに関しては音を聞きながら削ぎの具合を変えます。

ここまできたら削りで音の方向を変えようと思っても無理。

削りで調整するのはサスティーンです。

削り過ぎるとサスティーンが突然無くなるので目指したところでピタッ!っと止めるのがミソ。

ここら辺は経験ですね。

ウチのギターで特徴的なのはブリッジ裏のベニアでしょうか。

これは早くからいろいろと研究しましたがウチの作り方に合うのはこれかな。

大判のローズウッドです。

これは、戦前のマーチンさんがこうだったと聞いてやってみた。

他にも素材、大きさをいろいろ試しましたが落ち着いてます。

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石成さんモデル2
おはよーございます。

今日は久しぶりに晴れの予報です。

昨日は雨から始まり、降るのか降らないのかビミョーな天気で…

まぁ除湿機とエアコンでしのいでましたが。ね。

秋らしいスッキリした気候になって欲しいもんです。。


さてさて、石成さんモデルの続き。

バックが終わったので次はトップのブレイシングです。

トップの素材はジャーマンスプルースです。

石成さんと話し合って決めてます。

アコギの両巨塔、マーチン、ギブソンではあまり使われてませんね。

ジャーマンスプルースと言えばクラシックギター。

バイオリン、セロもジャーマンスプルースです。

1800年代からギターに使われてる材で、いわゆる19世紀ギターが現役だったりするので200年持つという実績のある材料です!

音的にはややメローな感じでよく鳴ります。シトカに比べるとフィンガーピッキング向きかな。

フラットピックで掻き鳴らす事を考えると、コシのあるシトカに軍配が上がる。

ジャーマンスプルースはハードピッキングで鳴り過ぎて音の分離が悪くぐちゃぐちゃになるイメージです。

まぁ60年代のようなピックアップが無く、大きい音を出さなければいけない環境では無いので最近はゴリゴリに弾く人も少ないと思いますがw


今回のサイドバックがハカランダで割と高音が楽に出るという事で、トップは柔らかめ、サスティーン重視。フィンガーピッキング向きで。



まず、トップ板にブレイシングのケガキ。




そしてブレイシングの製作。

ブレイシング材も今回はジャーマンスプルース。

形状は30年代のギブソンスタイル。

現行のブレイシングよりも高さが低い。高いと硬めの音になります。

面倒くさいんですけど、一本づつ鉋で仕上げてます。

木目を見ながら削るので木の癖がわかります。

癖を見て接着の方向なんかも決めてます。

三角というか台形というかw

木目わかりますかね?本柾目!!!

こういう見えない所をキッチリやっておくとちゃんとそれなりのギターができます(笑)





ブレイシングにアールを付けてるので場所により分割して接着します。

接着は作りたい音によって接着剤も変えてますw






今日はこれからブレイシング削りやります。

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石成さんモデル1
こんにちは

すんごい土砂降りです。

突然。

今年は雨ばっかです。。


さてさて、長らく中断してました石成さんモデル再稼動します。

インレイデザインも決まったのでテキパキと!

材料は揃ってるので早速ブレイシング作業を始めます。


今回はサイドバックがハカランダって事でブレイシング材もいつもと違います。

ハカランダ自体が抜けた高音、伸びる高音を出しやすい。

いつもの材ではちょっとジャキジャキになり過ぎそうなのでやや落ち着かせるためにマホガニー材で。



この組み合わせはクラシックギターです。

クラシックギターではバックブレイシングをセドロ材、マホガニー材を使います。

やはりメロウな音を出したい時はこっちかと。

ブレイシング形状はマーチンスタイルの流線型。




断面が流線型って事です


この形なんですけど、実はミソがありましてw

頂点の部分を尖らせるだけで一見流線型に見えます!

工場生産品などの機械加工ではガッツリ流線型にしてない場合も。

ガッツリ流線型にすると体積が全然違います。

まぁ平面が無くなるので機械加工は凄く面倒になるので。

怪我になりかねんですし。

うちは当然ハンドメイド。1本づつ木目見ながら作ってます。


バックに貼ってある割れ止めをブレイシングの分を抜いて位置決め。




バックブレイシングにはRが付けてあります。




そして接着。






明日トップをやるつもり。

湿度次第てすけど。。

雨やめーw

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ウクレレ
お疲れ様です。

気付けば9月…

今年も秋と冬を残すばかりw

九州は一気に涼しくなり、日の暮れるもの早くなってきてます。

そんな中、ギターの作業は一向にさばけず←

機械が壊れるとか長くやってるとぶち当たる問題がチラホラ出始めました。

おかげさまでちょっとは機械も扱えるので修理しながらだましだましやっております(笑)



んで、今日はウクレレ。

オーダー物でコンサートサイズ。ボディはうちのオリジナル。

ちょっと長めで抱えやすいです。

1本がコア、もう1本はキルトメイプルにジャーマンスプルースです。


装飾がほとんど無くシンプル…

なのは、実はこれに絵を描くアートウクレレなんであります。






絵を描く。

いろんな方法があると思うんですけど、ウチのアートモデルは手描きの1本物。

印刷とかシールみたいな物ではなく、絵の具で描く絵画。

今回はオーダー主さんがその絵を描きます。

塗装の途中で一旦お渡しして、絵が終わってから保護の為の上塗り、仕上げということになりますね。


オンリーワンを作りたいウチとしては大好物w

それもオーダー主さんも絡むとなるとめっちゃ樂しいですな!

たぶんこう言った事は他所では嫌うと思いますw

だってw

面倒くさいもんw

しかし面倒くさい所が記憶に残って面白いんですよね。


もちろんギターにも出来ます。


思い起こせば26年前、俺がギター学校に入った頃は世に言うイカ天ブーム。

たくさんのギタリストが我も我も!とオリジナルギターを作ってた時代でした。

なんだろ、みんな貪欲だったのかな。

人より目立ちたいとか、俺を見てくれ!的な人が多かった。

今はビィンテージとか、リイシューとか、ちょっとおとなしく感じてしまう。

これからメジャーを目指すような若者はファッションだろうが道具だろうが全てを利用してオンリーワンになって欲しいですよね!

皆が2度見するようなギターを作ってみたい(笑)

そういう意味でも↑のようなアートモデルは続けていければと考えてます。


もしかしたら、描いてくれた人が後の巨匠とかになったりするかもしれんしw





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材の選択。
お疲れ様です。

今日は材選び。

前回書きました佐橋さんターゲットのギター。

ほんとに悩む所です。

佐橋さん程の人ですから一般的、それ以上に良い楽器はお持ちな訳でw

ここでウチがどう食い込んで行くかってのは難しいとこです。

普通にレア材使って、どうですか!お高いギターですよ!って手も有りですけどねw

今回は佐橋さんが持ってない、もしくは弾いたことのないと思われる材でチャレンジしようかとおもってます。

方向性としては、良いギターたくさん持ってらっしゃるだろうし、やはり特徴のある物、ライブに持って行きたくなるもの。

いろいろとアーティストさんのギターを作りますが一様に喜ばれるのは重量です。←

長い時間演奏するにあたり、重すぎる楽器はストレスになるそうです。

なるべく軽いギターを。

あと、音はジャキジャキにならない様に。

中、低音域重視で。

この辺りを狙うとどうしても高音の抜けが悪くなるのでそこはブレイシングと加工で逃げ切る作戦w


と、いうことで。

サイドバックはアジアンマンゴーを選択。

これは先日作ったneoが思いの外良かったので。

普段変わり種はほとんど使わないんですけど、相手が佐橋さんって事で遊びゴコロをラブ注入♡←キモいw


トップをシトカにするかジャーマンにするか…はたまたシダーって手も…

悩むーーーーw





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