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ベフニックギターの製作あれこれ
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石成さんモデル2
おはよーございます。

今日は久しぶりに晴れの予報です。

昨日は雨から始まり、降るのか降らないのかビミョーな天気で…

まぁ除湿機とエアコンでしのいでましたが。ね。

秋らしいスッキリした気候になって欲しいもんです。。


さてさて、石成さんモデルの続き。

バックが終わったので次はトップのブレイシングです。

トップの素材はジャーマンスプルースです。

石成さんと話し合って決めてます。

アコギの両巨塔、マーチン、ギブソンではあまり使われてませんね。

ジャーマンスプルースと言えばクラシックギター。

バイオリン、セロもジャーマンスプルースです。

1800年代からギターに使われてる材で、いわゆる19世紀ギターが現役だったりするので200年持つという実績のある材料です!

音的にはややメローな感じでよく鳴ります。シトカに比べるとフィンガーピッキング向きかな。

フラットピックで掻き鳴らす事を考えると、コシのあるシトカに軍配が上がる。

ジャーマンスプルースはハードピッキングで鳴り過ぎて音の分離が悪くぐちゃぐちゃになるイメージです。

まぁ60年代のようなピックアップが無く、大きい音を出さなければいけない環境では無いので最近はゴリゴリに弾く人も少ないと思いますがw


今回のサイドバックがハカランダで割と高音が楽に出るという事で、トップは柔らかめ、サスティーン重視。フィンガーピッキング向きで。



まず、トップ板にブレイシングのケガキ。




そしてブレイシングの製作。

ブレイシング材も今回はジャーマンスプルース。

形状は30年代のギブソンスタイル。

現行のブレイシングよりも高さが低い。高いと硬めの音になります。

面倒くさいんですけど、一本づつ鉋で仕上げてます。

木目を見ながら削るので木の癖がわかります。

癖を見て接着の方向なんかも決めてます。

三角というか台形というかw

木目わかりますかね?本柾目!!!

こういう見えない所をキッチリやっておくとちゃんとそれなりのギターができます(笑)





ブレイシングにアールを付けてるので場所により分割して接着します。

接着は作りたい音によって接着剤も変えてますw






今日はこれからブレイシング削りやります。

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