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ベフニックギターの製作あれこれ
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Silver fire fin
お疲れ様です。

海の日!

梅雨明け!

夏!

(´;ω;`)ウッ…

暑いの苦手です。。

エアコンがんがんに効かせた部屋で布団に包まっていたいですw


さてさて、Silver fireも最終になりました!

早速いきます。

水研ぎした後バフがけ。

ブラック塗装、おまけにラッカーという事でこれから先の作業は本当に気を使います。

手で埃をはらうだけでも拭き傷がシャッと入る。

もちろんバフかけた後なので塗膜が軟らかくなってるからなんですけどね。

バフ後は埃もそのままで拭き上げは完成後の一度だけ!

綺麗になっているのか確認したい所ですがその作業で傷をつけたらアホらしいので(笑)

Silver fireは黒、シルバー、白!これにこだわって作ってます。

なのでナットもブラックタスク。





ポジションマークもシルバーウイング以外はシルバーのアウトラインドット。

ブリッジピンもアウトラインドットでございます。

↑も勿論自作。ウチだけのオリジナル。

指板、ブリッジはマグロのエボニー。

かなり締まった印象でエレキっぽいってのを心掛けました。

↑はスガさんのこだわり。

完成直後。





ボブレンのケースで出荷します。







という事でSilver fireの製作をやってきました。

ご覧頂いた皆さま本当にありがとうございます。

一人でやっているものでどうしても画像がいつもと変わらぬワンパターンになりがちなんで恐縮ですが引き続き石成正人さんのギター製作も書いてみようかなと考えてます。。


Silver fireはこれを見てご理解下さる方、ご注文頂ければ随時製作したいと思っております。


後ほど完成の写真と価格等の記事を書かさて頂きます。

ではでは、ありがとうございました(*´∀`*)





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Silver fire21
おはよーございます。

一昨日JUJU先輩のライブ、昨日地元テレビの取材で予想以上に疲弊してしまいました…

一昨日は夕方から作業の埃をシャワーで流してから行こうかと思ってたら、突然石成さんから電話w本番まで時間が有るから遊びに来るとの事。。

げ。

じ、時間が…www

とりあえず製作途中の石成モデルを見せびらかしつつのギター談義。

ちょっと前からバリトンギターに興味あるらしく今後製作の話とかライブツアーの裏話しとか。バタバタでしたけどね(笑)

んで、昨日は地元テレビの取材。

作業の様子録りたいとの事だったのでかるーく考えてたらガッツリ3時間以上の撮影(´;ω;`)ブワッ

そーとー疲れました。。

たぶん5分位になってるんじゃないかと…

おかげで昨日はソッコー寝ました(笑)




さてさて!

作業の方は大詰めの様子。

ここまでちょちょっときましたが塗装の工程だけでひと月程要しておりまする。。

塗っては乾かし、研磨してまた塗る。の繰り返し。

一度にドヴァーッと塗ると乾かない、乾燥ムラが出来ると後々の美観に影響しますから。

そんで最終的な乾燥工程を終えた後、最後の研磨は水研ぎです。

耐水ペーパーを使いかなり目の細い番手まで使います。

この水研は塗膜のガン肌(スプレーガンでの凸凹)を平滑化するのが目的。

それ以前の木部の凸凹を平滑化する作業とは違います。

木工〜空研ぎまでに完璧に下地を作っておかないとここでの辻褄合わせは最悪。

ほんとに製作始めたばかりの頃は早く完成させたい一心で慌てた挙句、塗装でボロボロになってたもんです(笑)

そういう苦い経験をしてるからこそ1つ前の作業をやり過ぎる位やっておこうと思う訳です(笑)(笑)


水研ぎ前






ラッカー塗装なので手で研磨してもわずかな熱でラッカーが軟らかくなりペーパーにこびり付きます。

こびり付いたラッカーが塗膜のラッカーを巻き込み大きな傷を作ることを防ぐために潤滑の為の石鹸を使いながら研磨します。







次回は完成画像です。

え?早い?

すいませんwまた写メ撮り忘れた(TдT)








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Silver fire20
おはようございます。

Silver fire日記も残すとこわずかになりました。

今日なんですけど、JUJU先輩のライブに行ってきます。

ウチのギターを愛用してくださってる石成さんがバンマス。

平井堅さんのサポートギタリストとしても有名ですが。

今現在も石成さんのギターを作ってますのでSilver fire日記が終ったらそっちも書きます。



んで、日記には似つかわしくないですが業務連絡w

問い合わせもチラホラ有りますので。

2年ほど前に数本製作しました『homie-light』バージョン。

ハンドメイドで可能な限り安く。実戦でガシガシ使って頂ける様に行った企画です。

ちょっと作れる時間が出来そうなのでまた2〜3本注文取ろうかと考えております。

前回のとちょっと変えて『有りそうで無い』ビィンテージちっくな仕様でやってみようかと思っとります。

シンプルなギターがお好きな方のツボにハマるよう頑張ります。

価格は税込み、ケース付き20万でどうにか収めたいと。

フルハンドメイドの限界です。。↑

気になる方はメールで宜しくお願い致します。

限定なので数量オーバーの場合はごめんなさいm(__)m

追って詳しい仕様なんかもここでお知らせ致します。




はぁ…

告知苦手じゃ…



さて!日記!

塗装進めてる状況です。

ウチは塗装に入れてからのフレット打ちです。

↑勤めていたアストリアス工場がそうだったからってのも有りますが、一応理由もあります。

ネック付けて指板貼ってから指板上のストレートを出し、それからフレットを打つ訳ですが、指板をストレートにする段階でエボニーの研磨粉がどうしても奇麗なトップに付いてしまいます。

細かい粉なので後で木目に入りこんだ粉がエアーかけたりしても取りきれなくて薄汚れた見た目になりがち。

その作業自体時間の無駄だと思うんで塗膜を作ってからのフレット打ちです。


その前に。

インレイがあったわw

インレイ作業もこの段階です。

工場生産だとインレイなんかは業者に発注したりします。

その場合、指板単体の状態で貝を入れちゃうのでストレート出す段階で入れた貝が薄くなり、光らなくなったりします。

これは難しい問題。 

せっかく色合いとか考えて貝を選んでても↑でパーになる事も…


だったらせっかくハンドメイドなんだからあまり削らないで良い状態でインレイを入れましょうって事です。

ハンドメイドの利点を大いに活用!


長くなりました(笑)。

Silver fireの12フレットインレイを。



これも組み合わせモノ。



細くて大変。






これを指板に埋め込みます。




そして、塗装はススム!





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Silver fire19
おーつかーれーさまーでーすーorz

雨です~(T_T)

まぁ梅雨なんでしかたないっすけどね。

作業を選ばないといけないのはなかなか辛い。

夏は嫌やから早よ秋こいやー!



って事で日記日記と。

ちょっと写真が抜けます。

はい。撮り忘れ。すいません。



指板貼った後はネックの握りを作って塗装前の木地仕上げ。





しました(笑)。






ブラックだからといって材の妥協はしてません。

このままで素敵ですw

んで、ここからがちょっとこだわり。

黒の塗装は簡単かと思いきや意外に難しい。

下地に模様が入ってると真っ黒に潰す為にかなり分厚く塗らないといけないんですよ。

黒の顔料自体、粒が粗いというか塗れば塗るほどにポッテリとなります。

せっかくのハンドメイドだし。

ウチも極薄塗膜ではやってません。

一見、極薄塗膜は音にも凄く良くて…って感じですが

ギターを道具としてみると極薄塗膜は偏り過ぎ。

塗装の最大の目的は木地の保護!そして美観。

極薄塗膜、特にラッカーは経年変化で硬化し弱々しくなってしまいます。

爪傷、ピック傷であっという間にボロボロって事にならないよう厚からず薄からず。

ウチも独立当初に比べて2割ほど厚く塗るようにしてます。

海外製のラッカー塗装の様に塗膜がミリ単位の極厚塗装って手もありますが(笑)工場じゃないし、ある程度どんな環境で使われるのかわかったお客様に対して作ってるのでそこら辺は過去の経験で最適な塗膜を作ってるとおもってます。


あれ?

話がそれました(笑)


んで!

黒の話!

なるべく薄く黒を塗りたいので選択した方法が生地着色。

顔料ではなく染料で木地を染めて乾燥させます。

これだと黒いが塗膜の厚みはゼロ。

先にこれをやってから塗装をスタートさせます。

写真で若干ムラがわかるかと思いますが木材の色を吸い込む所とそうでない所。

つまり、表面に塗り重ねて着色してない証拠です。

このままで塗膜を作っていき最後の方でシースルーブラックで色を整えます。

こうする事で通常のサンバースト程度の厚みで仕上げられます!

生地着後↓






ラッカー塗装を上塗り1回目↓






この後は塗って乾かして空研ぎを数回繰り返します。

塗装から空研ぎまでは中3〜4日。

これをちゃんと守らないとアカン!






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Silver fire18
おはよーございます。

w杯決勝…

早起きするつもりが爆睡w

録画を見るつもりが…テレビでもラジオでも結果がバンバン放送されて楽しみ半減orz

あー(T_T)



さて、作業の方に。

ネックのジョイントまでやってました。

この後ロッドの埋め込み。

ロッドはマーチンスタイルのチャンネルロッドを使ってます。

チャンネルロッドとは、アルミのC鋼の中に鉄棒を仕込んで有り、締め込むとC鋼が反るという仕組み。

トラスロッドにこだわる方もいらっしゃいますがウチの場合はメリットデメリットを考慮してこちらに。

トラスのデメリットと言えば、ヘッドの折れ、ロッドを締めても効かなくなる。

メリットは木部が多いので振動を伝えるのに優れているかもしれない(笑)。かもです、かもw

チャンネルのメリットはC鋼自体が反りに対し効果的、C鋼を曲げるので締めてもねじれる様な反り方をしない、ヘッドの折れの心配がない、ホール側からの調整なので楽。

デメリットは木部をアルミに置き換えるので振動を伝えるのが劣るかもしれない(笑)。C鋼の内部だけで中の鉄棒を曲げているので一定量の反り以上には曲らない。締め過ぎると鉄棒のネジを潰してしまう。


って感じ。


あ、マーチンのノンアジャスタブルがロッド無しと思われている方が居ますがアレは鉄の角棒が入ってます。



↑D35のネック外した所。



で、

ロッドを埋め込みました。



この後です。

この状態で指板の接着面を完璧にストレート出します!

指板上がストレートになってたら別にいいんじゃね?

と、思いがちですけどねw

長年やってきて分かった事、最後につじつまを合わせてると何らかのトラブルが起きやすい。

1つ前の段階でキチンとやっておけばその後の作業もスムーズだし、何よりも美しく仕上がります。



ストレートエッジを使っての確認。↑


ここをキッチリ仕上げておくとストレートに作った指板をストレートに接着するだけ。




なんて事は無いですけどね(笑)

先々を考えながらの作業が良いギターを作る基本。

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