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ベフニックギターの製作あれこれ
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もろもろの・・・
おはようございます。

三連休は如何でしたか?

@いう間でしたね(笑)

来週は飛び石連休。

そして、冬がやってきますよ(笑)(笑)

竹内まりやさんの福岡公演が12月9日って事で、そこまでに佐橋さんのギターを仕上げないといけないプレッシャーがヒシヒシと…

普段プロモデルは納期無しでボチボチやらせてもらってるのでちょっと精神的にくるな…


今日はそのプロモデルじゃないお仕事を。

まず、neoカッタウェイ。

お客様のオーダーで赤サンバースト。

インレイは薔薇モチーフでやってます。

完成時にまたアップしたいと思います。





それと、homie lightバージョン。

こっちはボディ製作中。






世にワケあり品を安くするという『アウトレット』ってカテゴリーがありますが、どうなんでしょ。

アウトレット!って大々的にやってる所ってアウトレット用に作ってるんですよね。。

そもそも、良い品物を作る為にやってる工場が日本中に卸せる程アウトレットが出る訳無いっつーのw

もし出てたらその時点でアウトだよwその会社w

アウトレットを作る会社ってwww


で、他所をけなした所でw

ウチのhomie-lightバージョンは正真正銘アウトレットw

高額モデルに使うには気がひける見た目なんだけど、パーツにしてしまうには惜しい、音は絶対いいよなー!

って感じの材料を使うモデルです。

見た目と言ってもビィンテージOKな人なら全然大丈夫かと。

安いからといってもろもろのパーツを小切る事はしてません。手抜きも無しです。

30万代のギターはちょっと無理だけど頑張ってみるか!って方に。

ケース付21万円。

ぶっちゃけ赤字ですw






音は?

自信を持ってお出ししております(笑)

お問い合わせは↓

beffnick.com@gmail.com


よろしくでーす!(*^^*)


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石成さんの7
こにちは

今日も晴天です。

湿度もちょうどいいのでサクサク作業したいとこです。


昨日はヘロヘロで書き始めた途端に脱力してしまった(笑)


で、頑張ります(笑)


ボディ出来たところまで。

パーフリングとバインディングを入れていきます。

この溝彫り加工をする前に全体の研磨をしておきます。

先に入れてしまうと研磨のバラツキで部分的にバインディングが薄く(細く)なってしまうのを防ぐため。

最近の量産品など、分厚いバインディングを使ってる所もあります。

厚いバインディングを使うと研磨作業に気を使う事が少なくなるので楽なんですがウチでは使えません。

何故かと言うと、サイドの厚みが約2ミリだから。

2ミリ厚のサイドに2ミリ厚のバインディングを入れると…

はい、その部分はサイド材は無くなってますねぇ。

そもそもパーフリング、バインディングはボディの角面の補強が第一の目的。

接着面を複雑にする事で強度を上げています。

2ミリ厚のバインディングを入れるためにサイドが無くなってライニングにバインディングを貼っている状況は角は強いにしても、サイドの継ぎ目はめっちゃ弱くなってしまいます。

ビィンテージのギターもバインディングは薄いですよね。

1ミリ程度の物も見かけます。


まぁ、1ミリもどうかと思うのでウチは1.5ミリ。


最初にバインディングの溝彫り









2ミリ厚のサイドに1.5ミリの溝、ローズがちゃんと残ってるのが確認できます。




次にパーフリングの溝。



ここも見てもらえればわかりますがトップの厚みの半分程度の深さです。

こうやって幾重にも接着面を重ねる事で今日アップを図ってます。





溝彫りが綺麗に出来ればほぼ成功

パーフリングとバインディングを接着します!











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石成さんの6
お疲れ様です。

さあ、またまた週末です。

今週末は三連休?

まったく関係ありませんwww

全開で頑張ります。


今日はアッサリいきますよー(笑)


いよいよボディになりました!

トップ、バックは粗のまま。

カッタウェイ部はこんな感じ。








外周を取ります








すいませんw

明日はいっぱい書きますorzorz

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石成さんモデル5

お疲れ様です。

えー。

作業以外たいして書くこともありませぬwww

ポンコツですw

あ!

あった!

あさイチで涼しいうちに塗装しようかと思いスプレーガンの調整をしていたところ、掃除用のアセトンがカップから吹き出て顔面直撃(つд⊂)エーン

メガネかけてましたが思いっきり目に入って死ぬかと思った…

皆さん気を付けてください。アセトンは結構目にしみます…



はい。

続きですねw

前回サイドの接着面出しまで

面出しが終ったらいよいよトップ、バックを合わせていきます。

ウチは思いっきり現物合わせです(笑)

毎回寸分違わず作れる工場とは違って、音を聞きながらをブレイシング削ったりしてるのでこうしないとピッタリに出来ない。

サイドのライニングにブレイシングを組み込む所は

トップが一番とXブレス、バックは全て組み込みます。

この組み込み、難しいのは高さ。

ピッタリでないと後々外れる恐れがあります。特にバック。



前にも書いたかな?

ウチはバックが先、トップは後でつけてますね。

同時ではありません。

理由はバック側はトップのホールから覗いて見られるので出来るだけ美しくしたい。

部分的に接着剤がはみ出たりした所を一度手直ししてからトップを貼ります。

あ、

ここでサイドの割れ止めを付けてます。

サイドの割れ止め。

これもメーカーさん、製作者によってまちまちですね。

割れ止めもブレイシングの一部と考えるか、単に割れ止めとして考えるか。

海外量産品などは布テープだけってのもあります。が、割れ止めとしてどこまで効果があるやらw

クラシックギターなんかでは、ブレイシング並のかなりしっかりした物を使ってたりします。

こっちはサイドの硬度も増すでしょうし、安心感もアップ。


で、うちw

当然単板を使ってるのでしっかり割れ止めとしての機能を持たせる事が一番。

そして、もうひとつの機能。

サイドを焼き曲げする上で木の癖が出る事に気づきました。

クビレの部分です。

厚みがある板を曲げている為にクビレの前後が必ず波打つという事。

板が厚くなればなるほど顕著になります。

これはどうするのかと言うと、ボディになった状態で削って波打ちを消すんです。

つまり、一見まっすぐなサイドですが波打っていた部分の板厚はバラつきがある。

酷い物だと部分的にペラペラって事も。

完成品を指で押してみてベコベコしてたら薄くなってますね(笑)

削らなければいけない事を前提にすると材料はそうそう薄くする事もできません。しかし厚いと波打ちは大きくなる。

そこで、この波打ちを抑えるようにサイドの割れ止めを使ってるのがウチの発想です。

割れ止めを貼ってる位置が必ず波打ちの出る位置。

この位置を矯正出来るとなるととっても便利♪

板厚を最初から薄めで均一に出来ますし、削りで真っ直ぐにするというギャンブルのような作業もしなくてすみます。

まるで新発見のように書いてますけどね(笑)(笑)

きっと昔の人達はこういう事も考慮して作ってたんじゃないかな。

『割れ止め』という部分だけがひとり歩きし、結果的に布テープに行き着くという(笑)

実際に、60年代のギターなんて板は薄いですよ!

ビックリする位軽いし。

アレを今の量産体制ではたぶん無理でしょう。





うーむ。。。

また話が脱線してしまったorz


(^_^;)

とりあえず接着してるとこ!











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石成さんモデル4
こんにちはー

快晴の佐賀地方でございます。

今夜は中秋の名月、中秋節です!

良い月が拝めそう♪

日中暑いですががんばりましょう!


さてさて、引き続き石成さんモデルやっていきます。

ブレイシングを接着したトップとバックをサイドと合体させてボディにします。

工場なんかでは、トップとバックは同時に付けてしまうとこもありますが、ウチは個別に。

先ずはサイドの接着面を作ります。



サイドに接着面しているライニングと一緒に鉋で面だし。

トップはストレートというか、平面になるように。

バックはラウンドがあるのでそれに合わせて傾斜を付けて削ります。

はい。ここで大切なコト。↓

トップをけずるにあたり指板の下になるブロックの角度だしが非常に重要です!

かなりマニアックなお客様が

『ネックの挿し角を◯度にしてください!』

的な注文をされる事があります。←稀ではありますがw

何をもって角度を決めているか。

ビィンテージが◯度だから◯度にしているという事ではありません。

この挿し角は弦高を元に決めるんです。

弦高を低くしたいならばネックを寝かせ(ネック角↑)、弦高を高くするならネックを起こし(ネック角↓)

ビィンテージギターのリペアで1番多いのが弦高調整です。

高くて弾きづらい、高すぎて弾けない、押弦すると音程が合わない等々。

そもそも、大きな音を出すためにはそれなりの弦高が必要な訳で、高め(通常)の弦高に設定してこのネックの挿し角も決めてあるので、これを無視して弦高だけ下げるのは実はちょっと無理があります。

部分的にこのネック角だけを取り出して○○年代のは○度とかコピーしてもこれまた辻褄が合わなくなる原因。

そして、この挿し角によってトップの1番のブレイシングのアールも変えてやらなければなりませぬ!

つまり、弦高を設定するのはブレイシングをつくる木工の時点からやらなければいけないんですねー。

特にウチは長期間ネックの状態を保つ為にクラシックギターで使われる『指板受け』を付けてますから出来るだけ正確に合わせたい。

このジョイントとホールまでの間が不安定だと、ジョイントを頂点に指板面が『への字』ハイ落ちや『くの字』ハイ跳ねになります。

『への字』や『くの字』はパッと見、順反り、逆反りにも見えがちで、誤ったロッド調整にも繫がりますから!

『への字』『くの字』はロッドの効かない場所です。

ロッドをゴリゴリに回してロッド破断、木部陥没、指板が耐えきれず剥がれてくる、ネックの裏面からロッドがコンニチハ(笑)等々。

恐ろしいw

そうならない為の指板受けです。

そして。それを付ける為にかなり前段階からの段取りが必要な訳です。


↓指板受け面の角度だししてます。



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