忍者ブログ
ベフニックギターの製作あれこれ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Silver fire7
九州は雨ですー(´;ω;`)ブワッ

湿度との戦いは辛いッス。


さて、

このブログ、告知もまだしてないにもかかわらず見てくださってる方がいらっしゃるようでありがとうございますm(_ _)m

今週末辺りにベフニックHPの方へリンク載せようかと思っとります。

今後ともよろよろしくお願い致します。。


では作業の続きを。

昨日は脱線して放置してしまいました(笑)


トップ、バックの製作です。

量産の製作のメーカーさんの場合、モデルのラインナップというと材料の種類&装飾ってのが通常。

ウチらの様なお客さんの音の好みまで再現しようとすると材の選択だけではどうにもならん場合も多々あります。

そういった時に重要になるのがブレイシング。和名で力木(ちからぎ)ですな。

トップとバック材だけが振動してる訳無いので音に関してはひっじょーに重要!

Xブレイシングだとかファンブレイシングだとか、配列ももちろん大事ですけどブレイシングをどんな材料で作るのか、どんな形状にするのか、これも音を決める大事な部分です。

ウチの場合、ボディ形状が4種類あるんですけどもおおまかなブレイシングの種類が2種類、それプラストップ、バックの素材のクセに合わせた加工法が数種類。

全く同じくボディ形状でも出音の違うギターを作れます。


今回のSilver fireの場合は高音域が抜けるって感じをメインに作ってます。

ブレイシングは30年代ギブソン的な物です。

材料はシトカスプルース。

中音域を出そうと思えばジャーマンスプルースだったりマーチン的なスキャロップブレイシングにしたりします。

低音域はブレイシングそのものよりもその他の加工で出るようになりますが。ヒ・ミ・ツw


ブレイシングの加工法に関しては、年々やるにつれて退化してますね…

元々は工場出身なので大量生産的なやり方も出来ますけど、突き詰めて行けば行くほどにハンドクラフトが良い場面、逆に時間ばかり掛けてやっても意味の無い場面、良いとこ悪いとこが見えてきてます。


その結果が極小量生産しか出来ないこのザマです(笑)(笑)




このブレイシング加工について言えば1本1本の木目を見ながら削り出していく事で軽くて強度のある木取りをする事が出来ます。

機械でシャーーンと切り出しては絶対にわからない部分。

はっきり言って手間は掛かります。

が、貴重な材料を使ってると考えれば。ね。

もったいないですよね。









明日は接着工程をやりますねー!


拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック