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ベフニックギターの製作あれこれ
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仕上げの作業
おつかれさまです。

連休の狭間、如何お過ごしてせうか?

週末は久々にチビと過ごしました。

ぷち家族サービスw

ホントにぷちですけどw



さて、石成さんのは進んでませんw

なぜなら今週仕上げないといけないヤツが1本あるのです。

早速いきませう!


最後の塗装をして10日程硬化させた物を耐水ペーパーかけします。





ウチはオーダーでない限りオールラッカーです。

あ、オールラッカーについてちょっと書こうかな←脱線w

オールラッカーと聞くと全てラッカーだと思いますよね。

当たり前です(笑)

しかーし、オールラッカーなのに下地はウレタン塗装ってのも存在します。

?ですよね(笑)

全体(ギター全面)をラッカートップで塗っているからオールラッカーと考える場合もあるんです。

言葉って難しい(笑)

ウチは下地から全てラッカーなのでオールラッカー。

カタログスペックでインディアンローズと書いてあるのはインディアンローズのベニヤで、ソリッドインディアンローズってのがローズ単板みたいなもんかな。

勘違いなさらぬように。


元に戻る!

そのラッカー塗装、ウレタンとの違いはやはり痩せ方。

スプレーガンで吹き付ける為に塗料の半分以上がシンナーです。

ウレタンは3分の1程度。

ウレタンは主剤、硬化剤が反応で残るのに対してラッカーはラッカー自体も痩せていきます。

なので10日程硬化させた物はすでにかなり薄くなってきてます。

薄くなる事を考慮して回数を吹き付けております!!



これを耐水ペーパーで鏡面仕上げに。









そしてバフ研磨。

ラッカーは熱でズルっと剥げるので特に気を使います。






バフはですね、結構熟練を要します。

マジでアストリアスギターのTさんから鍛われましたw

何に熟練が必要かというと、綺麗になった瞬間止めなければいけない所です。

バフは研磨なので塗膜を削ってます。

削りすぎると剥げる。

綺麗になればいいかと言うとそうでもない。

塗装は第一に表面保護、そして美観。

薄々の塗膜では表面保護になりませんからちゃんと塗膜を残してあげる事が大切です。

まあ、極薄塗膜だ何だと言うのも聞きますが、演奏に耐えられん塗膜じゃダメなんですよ。

クラシックギターの様にじっとして弾くならまだしも、ピックを使って興奮状態のライブ中にギターの傷を気にして魂の演奏が出来るか!って話ですわ。

極薄塗膜で良い音だってギターを作る努力するよりも、しっかり塗装してあって良い音のギターを作る努力を俺はします。

これはプロを始め、リアルにライブをしてるミュージシャンに使ってもらってるからわかった事。

熱く演奏してくれるアーティストのギターはボロボロになってます。

より長く、安心して使ってもらう為にはその様に作らないといけないですよね。


なので↑に書いたウレタンも全然否定ではありません。

演奏によってはウレタンの方が合う方も当然いらっしゃるだろうし。

↑は勘違いさせるのはどうかって話です。

音と保護の両立、どちらも大切だと思ってます。

また脱線した(笑)





バフが終わってブリッジ接着。





写真撮り忘れましたが←あほ


一気に終盤…

すいません。。








チューニングして、一晩置いてからネック調整。弦高調整、ピックガード貼って完成です。

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